できるメディカルサイエンスリエゾン(MSL)の特徴は”Specificity”

近年、メディカルサイエンスリエゾン(MSL)の募集が増えている。

MRと大きく違うのは「営業的要素」がないところ。仕事内容は、現在の日本ではまだまだ会社により大きく違う。

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海外では、既にMR数が減り、MSL数が増加している。

実際に募集要項を見てみよう。

http://www.msljobs.com/に各社の採用情報へのリンクあり)

業務内容は、

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がん専門医が語る、米国で抗がん剤が高価な理由と7つの対策案

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Mayo Clinic Proceedings(オンラインで公開される会報)によると、抗がん剤はますます高価になり、米国の患者治療および医療制度全体に影響を与えている」

著者の一人、Mayo Clinic Cancer CenterのS. Vincent Rajkumar, M.D.は、「アメリカ人がん患者は、他の国より50-100%増しの料金を、同じ先発品の治療薬に支払っている。がん専門医として、私たちは患者が手頃な価格で抗がん剤を入手できるようにする道徳的義務がある」という。

Rajkumar医師や共著者のMD Anderson Cancer Center のHagop Kantarjian医師は、抗がん剤治療にかかる年間費用は、2000年までは$5,000~10,000だったのに対し、2012年には$100,000以上になっている。一方、ほぼ同時期の米国の平均世帯収入は約8%の減少であった。

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遠隔コーチング(virtual coaching)の効果を最大限に高めるための5つのヒント

フレックスタイム運用や在宅勤務制を導入する企業も増えてきている現代。1対1の対面ではなく、コーチングを電話やWeb会議システムなどのツールを使って実施するケースも増えている。

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エグゼクティブコーチであり、Stanford Graduate School of BusinessのインストラクターでもあるEd Batista氏が、自身の経験に基づいてまとめた「遠隔コーチング」の効果を上げるための5つのヒントとは??

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6回に1回は病院に行かずにeVisitで診察を受けられる!アメリカ&カナダの近未来

ベビーブーム世代の高齢化と、ここ10年のネット環境の劇的な改善により生まれた「telemedicine・遠隔医療」。従来のようにクリニックや病院に行くより、便利で節約にもなるためか、急速に拡大している。

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2014年の米国およびカナダのGP(開業医)での診察は、Deloitte調査によると、6億件中7500万件が、eVisitになると見込まれる。

世界的に見る通常の診察の受診費用は、総額1750億ドル。eVisitの実施数は、2014年に1億件に上ると考えられ、その場合、従来の診察方法に比べ、50億ドルの医療費削減となる。2012年と比較して400%の増加が見込まれている。 

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